今の時期は食中毒が発生しやすい時期です。
今年はコロナウイルス対策もあり、いつもより気を付けている方も多いと思いますが、油断は禁物です!
今日は身近に潜む食中毒で、一度は聞いたことがあるかたも多いと思う、カンピロバクター食中毒について投稿します。
鶏のたたき、鶏肉、鶏レバーの生食や調理時の加熱が不十分なものが原因となることが多く、また、少量の菌数で発症するため、冷蔵庫内や調理器具、手指等から他の食品に、この細菌が付くことでも起こります(この場合は、惣菜類などのさまざまな食品が原因となります)。
また、不十分な殺菌により井戸水や湧水を原因とする食中毒も起きています。
原因となる食品を食べてから、平均2~3日の比較的長い時間を経て発症します。腹痛、下痢、発熱、頭痛、嘔吐等を起こします。
≪予防法≫
1.生又は加熱不十分な鶏肉や鶏レバーを食べない。
特に鶏肉などの食肉は、十分な加熱(中心部を75℃以上で1分間以上)を行う(生煮え・生焼きの食肉に注意。)。
(豚肉、豚レバー、牛肉、ジビエなどについてもE型肝炎ウイルス、サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌等による食中毒を防ぐ観点から生での摂食はしない。)
2.生の鶏肉や牛・豚レバーなどを調理した後は、手指や調理器具を十分に洗浄する。
3.調理器具や食器は、熱湯で消毒し、よく乾燥させる。
保存時や調理時に、肉と他の食材(野菜、果物等)との接触を防ぎます(保管容器や調理器具を分ける等)。
4.未殺菌の飲料水、野生動物などにより汚染された河川水・沢水等の環境水を摂取しません。