抱きしめるとストレス解消。
ハグがもたらす効果とおすすめのハグの仕方
2種類のホルモンが出てリラックスする
まず、好きな人とハグをすると、脳内では「ドーパミン」という幸福感を感じた時に出るホルモンと、「オキシトシン」というホルモンが分泌されることがわかっています。
このオキシトシンが分泌されると、血圧の上昇が抑えられ、呼吸が深くなります。ヨガや瞑想を体験したことのある方はよくわかるかと思いますが、呼吸が深くなると身体がほぐれて心がリラックスしてきます。
副交感神経が優位になりリラックスする
ハグをするとホルモン以外に自律神経にも変化が。副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスした状態になるのです(交換神経が優位のときは体が興奮状態になります)。
つまり、身体を副交感神経優位の状態にして心身をリラックスさせ、ストレス軽減に役立つ物質であるオキシトシンを出すためのツールが「ハグ」なのです。
ハグだけではなく、授乳や楽しいおしゃべりをすることでもオキシトシンが分泌されることがわかっています。
ぬいぐるみでもOK!
「自分にはハグができるような相手がいない」と落ち込む必要はありません。
人以外でも、ハグと同様の効果が得られるものがあります。
例えばペットやお気に入りのぬいぐるみです。自分が愛おしいと思うものを抱きしめることでも、愛している人とハグするのと同様、オキシトシンは分泌されます。
動物やぬいぐるみの愛らしい容姿や表情は、視覚からも心を和ませてくれますよね。「かわいい!」と思ってそれを抱きしめるという行為が大切です。