こんにちは!
トレーナーの北村です!
日々の食卓に欠かせない食材のひとつである、鶏肉。
「若鶏」と聞くと、普段手軽にスーパーなどで購入する鶏肉のイメージではないでしょうか?
また、「地鶏」とは、少し高級で、焼き鳥などの専門店で食べられる鶏肉を想像される方も多いのではないかと思います。
今回は、そんな「若鶏」と「地鶏」についてのお話をしたいと思います。
●若鶏
ブロイラーとも呼ばれている肉用鶏で、ふ化後3ヵ月未満のものをさします。
短期間で成鶏に達するように育種改良されているため、大量生産しやすく、全国に流通している食用鶏のほとんどが、この若鶏になっています。
飼育方法などに特別な基準はありません。
自然界の鶏は成鶏に達するのに4~5ヵ月かかるのに対し、その半分以下のスピードで若鶏は育ちます。
●地鶏
日本農林規格 (JAS) で基準がしっかりと定められています。
特色のある生産方法の基準として、「素びな」、「飼育期間」、「飼育方法」、「飼育密度」の4項目が決められています。
・素びな
在来種由来血液百分率が50%以上のものであって、出生の証明ができるものを使用していること。
※在来種とは、烏骨鶏(うこっけい)、コーチン、軍鶏(しゃも)、比内鶏など
・飼育期間
ふ化日から80日間以上
・飼育方法
平飼い(28日齢以降)
・飼育密度
10羽/㎡以下(28日齢以降)
この条件をすべて満たさない限り、地鶏として認定されません。
若鶏と地鶏を比べると、飼育される環境の違いに驚きます。
若鶏は1㎡あたり16羽前後となり、過密な状況で急激に成長することが分かります。
そのため、当然、価格や味わいにも影響してしまいますね。
また、地鶏は鶏肉全体の約1%しかないというのだから、いかに高級で、ブランド鶏として扱われるのか納得ですね!
みなさんいかかでしたでしょうか?
若鶏と地鶏の成長スピードがここまで違うとは、正直驚きました。
若鶏と地鶏それぞれがもつ、味わいや食感のちがいを、ぜひとも感じてみてはいかがでしょうか。