ハチミツと人とのかかわりは古く、ギリシャ神話に登場するゼウスは幼少期にヤギの乳とハチミツで育てられたという言い伝えがあります!
日本においてもその歴史は古く、「日本書紀」にもハチミツに関する記述があります。
平安時代には供物として扱われており、藤原道真が牛乳から作ったドロドロの「蘇(そ)」にハチミツを混ぜたレアチーズケーキのような「蘇蜜」を愛食していたと伝えられています。
ハチミツの健康効果
ハチミツには「過酸化水素」という抗菌成分が含まれており、高い殺菌効果を発揮します。
ハチミツの主な作用は
体力回復、潤肺止咳、便通改善、止痛、解毒です。
生薬だというと意外かもしれませんが、中国最古の薬物書『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』には「石蜜(ミツバチが岩の間に作った巣から得られる蜜)」として収載され、「気を益し、中を補い、痛みを止め、毒を解し、衆病を除き、百薬を和す」とあります。
ハチミツの糖分にも「体によい」とされる理由があります。
食べたものの多くの糖類は最終的に果糖やブドウ糖に分解され、体内へ吸収されますが、ハチミツの糖分はもとからこの果糖とブドウ糖。
つまり、消化する手間や負担をかけずに、ダイレクトにエネルギーとして吸収されるのです。
さらに、ハチミツにはビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールなど150種類以上の成分がバランスよく含まれています。
消化吸収力を高め、胃痛や腹痛を緩和する作用があり、食欲不振や疲れがある時におすすめです!!!